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教職員対象研修(第3回PBLワークショップ)を開催しました!

 本学COC事業では、PBL導入時の参考にしていただくため、伊藤通子氏(東京大学大学院新領域創成科学研究科 環境システム学専攻 特任研究員)を講師としてお招きし、本学教職員を対象とする全3回の連続講座を実施しました。
 去る3月2日(水)に開催した今年度最終となる第3回目のワークショップでは、「PBL授業をつくるⅢ 学びの質を高める様々工夫」と題し、授業におけるクリッカーの活用例、グルーピング手法、合意形成手法といったツールを使いながら、模擬授業形式によって、本格的なPBLをおこなう前段階にあたる訓練的な授業を体験しました。
 従来型の学びとは異なるPBLの学びでは、授業という限られた枠の中で、学生自身が当事者として自分の興味や関心を広げながら、学びを深める体験を重視します。双方向授業のためのツール、学生の意欲向上につながる自己分析を踏まえたチーム分け例と問題記述ワークシートの活用例の体験と授業の中で地域における課題に取り組んだ実践事例の紹介を通じて、専門性を高める高度な学習につながる授業づくりのヒントを得る貴重な機会となりました。

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*詳細については、下記動画(学内限定公開)をご参照下さい。
PBL授業をつくるⅢ 学びの質を高める様々な工夫
              *サイズが大きいので分割しております

 ワークショップ終了後の全体の振り返りと講師を囲んでの意見交換会においては、学生自身が授業の前後でどのような力をつけることができたか、当初に設定した目標をどれだけ達成できたかなど、学生による自己評価と相互評価、外部講師と教員による評価の組み合わせた具体的な評価方法等を中心に、活発な質疑応答が交わされました。また、今年度の研修を通じて、PBL教育導入に際し、教職員のチーム力を発揮するための相談や議論の場づくりとともに、継続的な研修実施が重要であるとの認識を共有することができました。
 なお、これまでの研修に公務等のご都合により出席できなかった教職員の皆様には、学内便にて全3回の配布資料をお届けいたします。希望される方は下記宛までお問合せください。

 COC事業では、これまで地域を志向する体系的な教育プログラムの構築を進めてまいりました。来年度、全学改組後はCOC+事業との一体的な推進体制を強化しつつ、各事業協働機関との密接な連携の下、教育プログラムのさらなる発展に取り組んでまいります。今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。

【この記事に関するお問合せ先】
教育推進機構 特任准教授 後藤厚子
E-mail:atsgotoh(@)iwate-u.ac.jp