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奥州市提案「ILC普及啓発グッズ作成」デザイン案は教育学部4年松田唯香さんに決定!

 金曜日の「デザイン実習」(時間割コード3691:教育学部専門科目 田中隆充先生)では、授業内で行ったデザインワークの一環として、7名の学生(2年生6名、4年生1名)が、小学生を対象にしたグッズ(クリアファイル)作成に取り組みました。
 奥州市における選考の結果、教育学部4年松田唯香さんのデザイン案に決定しました。

[松田さんへのインタビュー:Q&A]
Q.デザイン案が選定されたと連絡を受けた時、どう感じましたか?
A.評価を頂いて、素直に嬉しく感じました。これまでも、地域課題解決プログラム等のテーマなど、地域連携の取組に関わってデザイン案を作成してきましたが、形にはなっていませんでしたので。
Q.デザイン案作成にあたって、奥州市やILCについてどのようにイメージし、どのような点を協調したいと思いましたか?
A.岩手県とILCとの関連までは実感できていませんでしたが、自分なりに調べて「小宇宙の誕生」というイメージを膨らませながら、形にすることにチャレンジしたいと思いました。
Q.小学生対象のグッズ作成ということで、特に気を付けた点などありますか?
A.宇宙、科学など壮大なものは気が遠くなりますが、ネガティブではなくポジティブに、手の届かない空間をイメージすることを意識しました。
Q.地域から頂いたテーマを受けて、授業内で取り組んで頂きましたが、後輩の皆さんにも同様にチャレンジしてもらいたいですか?
A.相手のいる制作は、とても良いと思います。実際にデザインが身近に感じられ、だんだん浸透していく役割になることができれば理想だと思います。自分なりに耳に入ってくる小さな変化を通じて、身近なもの、地域に対する理解が深まるように思います。
Q.最後に、奥州市の皆様、後輩の皆さんへのメッセージをお願いします。
A.奥州市ご担当者の皆様には、このような機会を与えて頂いたことに感謝申し上げます。後輩の皆さんには、「自分がやりたいことと、相手のためになること」両者のバランスを探りつつ、どちらかを犠牲にすることなく、楽しみながら相手に喜んでもらえるよう、頑張ってもらいたいと考えています。

 デザイン案作成にあたって田中隆充先生から頂いた「一般的な宣伝用のクリアファイルのように固有名を強調して遠ざけてしまうものよりも、普段使いにマッチした『なんか格好いいかも』と思える生活になじむことを意識する」とのご助言が印象に残っている、と松田さんは笑顔で語って下さいました。

写真1 写真2

 今回の授業内で作成されたデザイン案をもとに作成されたクリアファイルは、来年度、奥州市における小学生を対象とするILC関連の出前講座での配布を予定しています。

 この度の授業実施にあたって、ご協力を頂きました奥州市ご関係者の皆様方に、心より御礼申し上げます。引き続き、本事業のさらなる推進に向け、ご支援、ご協力を賜りますよう、よろしくお願いいたします。

【この記事に関するお問合せ先】
教育推進機構(地域志向教育PBL担当)特任准教授 後藤 厚子
E-mail:atsgotoh(@)iwate-u.ac.jp