HOME > 過去の記事 > 平成27年度 活動報告 合同ゼミナールによるPBL試行!JA岩手県中央会ご提案地域課題に取り組みました

合同ゼミナールによるPBL試行!JA岩手県中央会ご提案地域課題に取り組みました

 27年度後期は、専門教育科目(演習)へのPBL手法導入の試行として、人文社会科学部「農業経済論演習Ⅱ」(時間割コード:4315)・「理論経済学演習Ⅱ」(時間割コード:4313)・「財政学演習Ⅱ」(時間割コード:4316)の3ゼミナールが合同し、JA岩手県中央会にご提案頂いた「地域課題」に取り組みました。  今回の研修プログラムは10月5日(月)~26日(月)の期間中に、同中央会による講義、グループワーク、現地視察と成果発表会を4回実施、人文社会科学部3年生、4年生計11名が参加し、いわて農業やJAいわてグループによる取組の現状を学びました。
 JA岩手県中央会の職員による初回講義に続くグループワークでは、JA岩手県中央会から提案された2つのテーマに対し、3つのグループに分かれて情報収集や課題の絞り込みに取り組み、さらに、JAいわてグループ農業関連施設等の視察を通じて、地域農業が抱える課題に対する理解を深めました。10/26(月)に開催された成果発表会では、3グループがそれぞれ「組合員の所得増大」「JAが果たす役割や機能」「准組合員との結び付き強化」等に関する3つのテーマを設定し、最終提言をおこないました。
 ※(「日本農業新聞」11月3日付記事掲載)詳細は、こちらをご覧ください。

【成果発表会:テーマ】
1.准組合員との「農」にもとづく結びつき強化に向けた取組について
2.農業従事の魅力向上
3.農家組合員の所得増大に向けてJAが果たすべき役割・機能

写真1
JA岩手県中央会松本雄士氏による講義
写真2
JA岩手県中央会高橋徹氏による講義
写真3
「JA岩手県大会組織協議案」の検討
写真4
グループで討議した論点発表と意見交換
写真5
「全農いわて和牛改良センター」視察
写真6
「JAいわて中央カントリーエレベーター」視察
写真7
母ちゃんハウスだぁすこスタッフによる説明
写真8
「いわて純情広域集出荷センター“絆”」視察
写真9
「岩手畜産流通センター」視察
写真10
(株)純情米いわて代表取締役社長菊池勝氏による事業説明
写真11
「株式会社 純情米いわて」視察
写真12
成果発表会:【テーマ1】
写真13
成果発表会:【テーマ2】
写真14
成果発表会:【テーマ3】

 各グループによる最終提言発表後、JA岩手県中央会総務部部長三浦秀夫様からは、「初めての取組であり、実質的には3回というタイトなスケジュールの中で、次代を担う学生の皆さん方にいわての農業や当組合の課題を真剣に考えて頂けて非常に嬉しく思う、また今後に期待している」との講評を頂きました。

 COC推進室では次年度以降もJA岩手県中央会との連携を強めながら、専門教育科目における研修プログラム企画・実施等、地域に根差した教育プログラムのさらなる体系化を推進して参ります。
 JA岩手県中央会はじめ今回の研修プログラム実施にあたり、ご協力を頂きましたJA岩手県グループ関連施設の皆様方に心より御礼を申し上げます。引き続き、本事業のさらなる推進に向け一層のご支援、ご協力を賜りますよう、よろしくお願いいたします。

【この記事に関するお問合せ先】
教育推進機構(地域志向教育PBL担当)特任准教授 後藤 厚子
E-mail:atsgotoh(@)iwate-u.ac.jp