HOME > 過去の記事 > 平成27年度 活動報告 > 「イノベーションワークショップ」を実施しました

「イノベーションワークショップ」を実施しました

 去る4月22日、コラボMIUオープンラウンジにて、「デザイン思考ワークショップ入門」を開催しました。本学との相互友好協定締結自治体から派遣された地域連携推進機構共同研究員5名、三陸復興推進機構エクステンションセンターPM1名、教職員2名が2つのグループに分かれ、「市役所が行う有料サービスを考えよう」をテーマに取り組みました。

写真1 写真2
親和図法による価値の抽出と合意形成

 イノベーションの創出に向けたワークショップにおいては、「参加者の多様性を活かす」、「既存の枠に囚われない思考」、「これまでにないイノベーティブなインサイト(気付き、洞察を得る」ため、多様性を活かした思考の発散と収束をどう組み立てるかが重要となります。ワークショップの流れについて概説を踏まえた上で、「ポジティブ原則」「集合知」「質より量」を念頭に、15分間のブレインストーミング「あなたが街でちょっとラッキー♪ちょっと得した◎と感じるのは?」と親和図の作成などに取組みました。さらに、その親和図法から得られたグループ名5個×市内の想定される場所10カ所についての有料サービスを考える「強制連想マトリクス」(25分)も体験しました。
写真3 写真4
強制連想マトリクスによる尖ったアイデアの創出

 参加者は、多様な人々が集う中で、「今分かっていること」よりも「分からない・知らないこと」に気付くことの重要性、また、一定の制限時間内にアイディアを次々に連想していくことにより、自分達の思考の枠組みを認識し、それをさらに広げていくことが新たな価値領域の発見につながるという可能性にも触れる機会となりました。

 今後も「福祉作業所と大学生の連携(5/28)」等をテーマに、定期的な開催を予定しておりますので、是非、ご参加ください。

【問合せ】岩手大学地域連携推進機構 今井 潤
     E-mail:junimai (@)iwate-u.ac.jp