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試行PBL科目「幼児を対象にした環境教育」発表会終了

 月曜日の「初年次自由ゼミナール」(時間割コード0502)では、「子供を対象とした環境教育について考える」をテーマに、実地体験や調査活動への主体的な参加と、環境教育の現状や課題についてグループによる検討に取り組んできました。去る2月2日、認定NPO法人いわて子育てネット様の事務局研修室にて、「幼児を対象にした環境教育」について発表会を行い、同法人副理事長両川いずみ様と同事務局佐々木久美子様、あかばやし探検隊川村晃寛様にもご参加をいただきました。
 3つのグループがそれぞれ、自然体験イベント等に参加した親子の皆さんへのヒアリング調査結果等を踏まえ、「幼児が置かれている現状」や「充実した環境教育の実施に向けて」の課題・対策を整理した上で、以下のような「実現可能な環境教育プログラム」の提案をおこないました。

グループ1:「ひみつきちづくり」
森の中で半日程度を想定し、3~4組の親子が共同し、自然素材を利用した基地づくり。他の友達、大人との協力を通じて社会性が育まれる。より多くの親子に参加してもらうための方策も検討。
写真1
写真2グループ2:「森の音楽隊になろう」
半日程度の活動を2回に分けて実施。幼児の親子を対象に、森の中で自分が作った打楽器でパーカッションアンサンブルを行う。教育者や地域住民を含め、大人たちの環境教育への理解も必要に。
グループ3:「森林公園でのネイチャーゲーム」
様々ある木の葉、花のなかから指定した物をみつけ、それを使い工作をおこなう。また、身近な植物や生きものがどう生活しているかイラストを交えながら教え、命の大切さを学んでもらう。
写真3

 各グループの発表後の講評では、両川様から「イベント実施時のリスクマネジメントをどのように考えるのか」、「自然遊びの際、お膳立てを最小限にして子供達がいかに自主的に取り組めるようにするか」などのご質問をいただきました。学生との質疑応答を通じて、環境教育の場を与えることに加え、その継続性が重要であること、また、幼児期の学びがどのように学齢期の学びに繋がって行くか、「自然の中での気づき」という視点の重要性を、改めて再認識することができました。川村様からは、環境教育の場として、身近な公園が有している多様な自然、「地域のコミュニティ維持と連携した公園のあり方」を環境教育の取組とどのように繋げていくことができるか、継続して考えていってほしいとのご意見を、また、佐々木様からは、親の自然に対する関心が子供に影響するという視点を踏まえ、各グループが提案したプログラムを今後どのように活かしていくのか楽しみである、といった感想をいただきました。

 今回のPBL科目試行にあたり、お世話になりました関係者各位、またヒアリング調査にご協力頂きました親子の皆さま方に、心より御礼申し上げます。
 今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。

【問合せ】教育推進機構 COC事業担当 特任准教授 後藤厚子
     E-mail:atsgotoh(@)iwate-u.ac.jp