日 時: | 平成26年8月2日(土) |
参加者: | 教育学部 18名 |
場 所: | 宮古市役所田老庁舎、たろう観光ホテル跡(震災遺構) |
内 容: | たろう観光ホテルからの津波映像説明を含め、体験談を聴いたのち、市役所職員の方々から、被災状況と防災対策、田老地区のまちづくり事業に関して、さらに、津波遺構保存整備事業についてお話をいただきました。その後、防潮堤から、震災遺構に認定された「たろう観光ホテル」までを徒歩で移動しながら視察しました。現地でも、市役所職員の方々から被災時の状況や震災遺構としての保存の難しさをご説明頂き、学生との意見交換をおこないました。 |
参加した学生の声(抜粋): |
(前略)100年に10回も津波が来ているのに、10年に1度来るのに「てんでんこ」等の教訓を人は忘れてしまうという話を聞き、私自身(中略)あの時の恐怖を忘れかけていることに気がつき、ドキッとした。(中略)「人は自然の恩恵を受けて生きている」と言ったことが心にささった。(中略)今度こそ、教訓を、恐怖を、感謝を忘れてはならない。私も、自分の体験をふまえ、今回学び感じたことを忘れず、教師になって次世代に伝えていこうと思う。
(前略)防潮堤ができたことによって波がなかなか引かず、洪水という新しい災害への対策をしていかなければならない。(中略)それにしても、防災のまちと呼ばれる田老の津波対策、町づくりについては、専門として勉強している訳でもない私にも伝わるほどすばらしい計画であると思った。一人の被災者であることを踏まえて、後世にどのように伝えていかなければいけないのか分かった気がするし、考えさせられ、非常に有意義な研修になったと思う。
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